口元の筋肉強化方法

口腔筋機能療法(MFT)について

指しゃぶりや、普段から舌で前の歯を押すクセがあったり、口をポカンと開けていると、
舌が口の中で低い位置や前方にあり、歯を押している状態になります。
とくに、いつも口を開けているかたは、唇や頬の筋肉の力が弱く、外側から歯を押さえる力がないため、
口のまわりの筋肉バランスが崩れてしまい、歯列が乱れやすくなります。

特に口輪筋(こうりんきん)といわれる筋肉の力が弱い人が多いです。
この筋肉を鍛えることにより、矯正治療も効率よくすすめられます。

矯正歯科/筋肉療法図1 矯正歯科/筋肉療法図2

口輪筋(こうりんきん)が弱い → 唇(くちびる)の力が弱い → いつもお口が開いている

口輪筋を鍛えることで、唇が閉じる → 前歯が引っ込む → 矯正治療がスムーズに・治療の後戻りがなくなる

口輪筋が弱いと

1.口呼吸になり、 脳血流がよくなり、ぼけやすくなる
  口輪筋は全ての表情筋が集結して出来ています。そしてその表情筋が働かないとの脳血流が悪くなります。

2.口臭やいびきの原因に

3.鍛えることで小顔効果も
  頬筋が緩んでいると左右の筋肉が引っ張り合えないため口がポカンと開いた状態になります。お口の筋肉療法を行うと、自然と顔全体もひきしまってきます。

口の筋肉バランスチェック

  • リラックスしている時の舌の位置が歯と歯の間から出ている、あるいは下の前歯を押している。
  • 舌の脇に歯形のようなへこみがある。
  • 唇を閉じて鼻だけでしばらく呼吸をすると苦しい。 鼻呼吸がしずらい。
  • ポカーンと口唇を開けている。
  • 唇を閉じると口角が下がる。ヘの字になる。
  • 奥歯を合わせると上下の前歯が噛み合わず隙間がある。(不正咬合)
  • 水を飲むとき舌が歯と歯の間から出てコップを迎えにいく。
  • 水を飲み込むとき前歯で舌を咬む。
  • .水を飲み込むとき唇に力が入る。
  • サ行やタ行を発音するとき歯と歯の間から舌が出る("th"になる)。
  • 噛み癖がある。(左右どちらかでよく噛む。もしくはよく噛まない)
  • 口の周りに食べかすが残ったり(唇をよく舐める)食べ物をよくこぼす。
    該当する人は、ぜひ口腔筋機能療法をやってみてください。

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